パーカーやスウェットを選ぶときに気になる“裏地の種類”。
特に「裏起毛」と「裏パイル(裏毛)」はよく見かけますが、実際どんな違いがあるの?という方も多いはずです。
この記事では、プリント加工にもよく使われるこの2種類の生地について、特徴や着心地、どんな人に向いているかを分かりやすく解説します。
■ 裏起毛とは?
裏起毛(うらきもう)は、生地の裏側をブラシで毛羽立たせ、ふわっとした起毛を作った素材です。
● 裏起毛の特徴
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とにかくあたたかい
起毛が空気をためこみ、保温性がとても高いのが最大のポイントです。
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肌触りが柔らかく、ふわふわ
冬の寒さが苦手な人に人気。 -
厚みがあり、ボリュームが出やすい
しっかりした見た目になるため、冬アウターとしても使いやすい。 -
デメリット:乾きにくい
起毛が水分を吸いやすく、洗濯後の乾燥に少し時間がかかります。
● 向いているシーン
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真冬の防寒
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アウトドア・屋外作業
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寒がりの人の普段使い
■ 裏パイル(裏毛)とは?
裏パイルは、生地の裏側がループ状(タオル生地のような輪っか)になっている素材です。
● 裏パイルの特徴
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吸水性が高く、ムレにくい
ループ部分が汗を吸ってくれるため、快適な着心地。 -
季節を問わず長く使える
秋〜春まで幅広く活躍する万能タイプ。 -
適度な厚みで軽い着心地
裏起毛より軽めで、動きやすい。 -
デメリット:裏起毛ほどは暖かくない
防寒性を求めるなら裏起毛が有利です。
● 向いているシーン
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通勤・通学
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スポーツ・部活
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長時間の着用
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春秋にも着回したい人
■ 裏起毛と裏パイルはどっちを選べばいい?(比較表)
| 特徴 | 裏起毛 | 裏パイル |
|---|---|---|
| 保温性 | ◎ とても高い | ○ 普通 |
| 肌触り | ふわふわ | サラッと |
| 通気性 | △ やや低い | ◎ 高い |
| 軽さ | △ やや重め | ○ 軽め |
| 乾きやすさ | △ 乾きにくい | ○ 比較的乾きやすい |
| 季節 | 冬向け | オールシーズン |
■ プリント加工するならどっちがおすすめ?
プリントショップの視点では、どちらも加工可能ですが、以下のイメージがあります。
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裏起毛
→生地が厚くボリュームがあるため、冬用トレーナーやパーカーに最適。
→防寒重視のチームウェアや部活向けにも人気。 -
裏パイル
→年間通して使いやすく、クラスTやスタッフウェアに採用されやすい。
→プリント面も安定しやすく、初心者にも安心。
■ まとめ
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冬に特に暖かいのは裏起毛
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動きやすくてオールシーズン使いやすいのは裏パイル
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使用シーンや着る人の好みで選ぶと失敗しません。
グッドプリントストアでも、用途に合わせてさまざまな生地タイプのパーカーやスウェットを取り扱っています。
迷ったらお気軽にご相談ください!